【パーソナル健康学】No.332 (2015.6.25)
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FROM おのころ心平
おはようございます。
おのころ心平です。
腎臓ほど、
断捨離的な臓器はありません。
なにしろ、日におよそ
1000~1600リットルもの
血液が腎臓には流れ込んでゆきます。
そして、腎臓の中にある
「腎小体」というろ過装置にも、
1日160から170リットルもの
血液が流入します。
(2リットルペットボトル80本分以上です!)
それだけの血液をモニタリングし、
フィルタリングし、浄化して、
カラダを清潔に保ってくれているのです。
※ ※ ※
腎臓はご存じのように、
不要なものをおしっこにして
体外に排泄してくれます。
しかし、
1日に160リットルを
浄化するからと言って、
それだけの量の
おしっこが出るわけではありません。
(そんなに出たらカラダがなくなってしまいますね)
腎臓でフィルタリングされた
「原尿」というものから、
尿として膀胱に送られる量は、
日にだいたい1~1.5リットル、
多くても2リットル。
…ということは、
ろ過された血液は、
ほとんどが再吸収されて
カラダに使われるということです。
※ ※ ※
160リットルのうちの
1%が尿に。
99%は再利用に。
この区分けをするために、
腎臓はそれはそれは細かく
血液を「吟味」しています。
カラダの中でもっとも直径の細い
毛細血管は腎臓にあります。
それを使って、私のカラダにとって
いるの?いらないの?って、
慎重に血液を取捨選択しているのです。
※ ※ ※
もちろん、カラダにとって、
血液とはまさに自分自身ですから、
今の今まで自分だったものを
手放していくのは「恐れ」が生じます。
その恐れを越えていかないと、
カラダはきれいに保てないように
なっているのです。
古くなった血液を
そのまま手放さずにおけば、
カラダの中の血液は汚れ、沈殿し、
ドロドロになっていきます。
むくみも起こりやすくなり、
カラダが重くなります。
※ ※ ※
カラダの腎臓が示すように、
あなたの生活もそう。
身の回りで、
なかなか捨てられないものは
あなたの人生を沈殿化させ、
重たくしてしまいます。
そうじ、書類・本棚の整理、そう、断捨離…。
腎臓を元気に保つには、
こうした身の回りのもろもろを
きれいに片づける習慣が大切なのです。
「それは分かっている!
困っているのは、【捨てる基準】が
見つからないということなのです!」
というあなたへ。
はい、吟味という字に
味わうという字が入っているように
あなたの選択能力の決め手は、
毎日とる食事にあります。
おいしいか、おいしくないか?
あなたの味覚を磨きましょう。
できる限り、あなたが心底おいしいと
感じられる料理を食べましょう。
おいしいと思える体験を増えた時、
あなたの取捨選択能力は、自然に
あがっているはずですから。
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◎編集後記
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なんとなく最近
カラダの調子がよくなくて
天気のせいかなー
なんて、思ってたんですが
これを読んで
自分の食生活を
振り返ってみると
めちゃめちゃ偏ったものばかり
(肉ばかり)
食べてました、、、
今、本当に美味しいと
カラダが感じるものを
吟味していきます!
ー 剱悠子
PS
お客さんや患者さんに
吟味される側の方へ
↓
http://123direct.jp/tracking/cr/3yZ3AMnF/199329/11660176